別の人生があったのか?『テセウスの船』(モーニングNo.13)
表紙はコウノドリ。
鈴ノ木ユウ「コウノドリ」
いま「出生前診断」を取り上げている。難しいテーマに取り組む姿勢に感嘆。
本作で、遺伝カウンセリングなるものの存在を知った。
ツジトモ「GIANT KILLING」
椿(夏木はおまけ)の日本代表選出のおかげで、代表監督の視点でサッカーを楽しめる。
三田紀房「ドラゴン桜2」
弁護士・桜木がテコ入れを始める、龍山高校に「東大専門コース」略称「東大専科」が発足。
生徒の東大に入れますか?の問いに
ああ 入れる 楽勝だ
と。気持ちいい一言だ。
東元俊哉「テセウスの船」
いま読んでいる連載漫画のなかで、屈指の緊張感のある本作。
タイムスリップから戻ってきた現代は、別の現代というまさかの展開。まさに目を離せない。
原作石ノ森章太郎、漫画真じろう、監修小林靖子「仮面ライダーアマゾンズ外伝蛍火」
まさか、Amazonプライム限定コンテンツのアマゾンズが漫画になるとは。
扉絵には「狩るのは誰だ。」。
「おまえは誰だ。」ではなく。
しかし、突然このストーリーでわかるのか?
中馬孝博「VS.アゲイン」
社会人バレーボールチームの立て直し物語。主人公、狭土は一度バレーボールを諦めたセッター。仕事との両立にもがく日々を過ごす。
「GIANT KILLING」とはまた違った意味でのチーム経営視点でのストーリー展開が面白い。
テセウスの船の予告篇
それでも足掻くしかない。
この言葉に尽きる。
梁山戦、残り2分が熱い『DAYS』(少年マガジンNo.13)
表紙は欅坂46の長濱ねるさん(20才)。
スペシャルインタビューのなかで新曲「ガラスを割れ!」を聴いて、驚いたという。
ぼくも驚いた。この選択を支持したい。
安田剛士「DAYS」
今週のマガジンはDAYSを読めただけで、満足。そう言っていい。
勝利へ…。戦う理由はそれだけでいい。
聖蹟ナインが攻め上がる巻頭ページに、浮かび上がるこのコピーの組合せで熱くなる。
さて、試合は試合終盤。聖蹟が3対3で梁山に追いつき、残り2分。選手たちの疲労も限界へ。
再度、梁山の天才FW碇屋が再びゴールを襲う!
目まぐるしく視点が変わりつつ、緊迫した試合が描かれている。
そして、最後のページが最高。次回が楽しみ。
森川ジョージ「はじめの一歩」
ボクシングを引退した一歩は、どう日常に戻っていくのか。
森川さんは何を伝えたいのだろうか。最後まで見届けたい。
日向武史「あひるの空」
インターハイ予選のベスト8進出を決めたクズ高。
選手たちは準決勝までに回復しきれるのか。
永椎晃平「星野、目をつぶって」
ただ……子どもが魂賭けて頑張ったことに
報いがないなんてつまらないだろう
このセリフ、最高。
こういう大人になりたい。
以上。
東村アキコ『雪花の虎』がいい。(ビッグコミックスピリッツNo.13)
表紙は、阿部華也子さん(22才)。
先週、ヤングマガジンと別れ、ビッグコミックスピリッツを読み始めた。
毎週、面白かった3本前後の連載を紹介する。
小林有吾『アオアシ』
対柏台商業高校戦。
出場はないと思っていた主人公、アシト。
監督の直感で後半から投入される。
手原和憲『ピーチ・ミルク・クラウン』
ラブコメ陸上もの。
甘酸っぱすぎて、コメントできず。
沖田☓華『お別れホスピタル』
初めて読んだが、笑っていいのやら…。
死の一番そばにある病院で
今日もドラマが生まれている
って、ドラマといえばドラマか。
東村アキコ『雪花の虎』
戦国時代、越後の虎と呼ばれた上杉謙信が、実は女だっという説に基づいてストーリーを描く本作。
今週はセンターカラー。
白い雪景色の前の虎、こと上杉謙信。
国を守る。それが彼女の戦い。
兄、長尾晴景との対比が鮮やかすぎる。見事としかいいようがない。
妹を守る。歴史に残らない戦い…それが彼の戦国だった
泣ける。ただ泣ける。
ビッグコミックスピリッツよ、こんにちは!(No.12 3,5)
表紙は池岡星香さん(22才)。
前回書いたとおり、ヤングマガジンと距離をとる理由は、ビッグコミックスピリッツが面白いからだ。もちろんわたしにとってで、相性の話に過ぎない。
面白いと思う連載のひとつがこのサッカー漫画。
小林有吾「アオアシ」
主人公はサイドバック、葦人(あしと)。これまでのサッカー漫画では、FWやMFが注目されてきたのに、サイドバックというのが面白い。
高瀬志帆「二月の勝者-絶対合格の教室-」
中学受験をテーマにした連載からまもない。にも関わらず、受験シーズンとも重なり、NHKで紹介されるなど、波に乗っている。
主人公は佐倉麻衣、中堅の中学受験対策塾「桜花ゼミナール」の吉祥寺教室の新任講師。新たに赴任した塾長、黒木蔵人とどうか変わっていくか。
漫画の体裁をしているものの、かなり現実に近く中学受験を描いている。盛り上げるために、過剰な路線をとらないことを願う。
中原裕「ワイルドピッチ」
プロ野球漫画。野球のプレイそのものに加えて、選手としての心理やキャリアなど、深く掘り下げようとしている。
今週号で追いつけたのは、以上。
やっぱり「7人のシェイクスピア」が面白い!(ヤングマガジンNo.10 2018.2.19)
表紙は、はるかぜさん(19才)。
宮下英樹「センゴク権兵衛」
秀吉のもとへ、茶々がやってきた。
聚楽第の建設現場を視察。
一方、仙石権兵衛は、美濃の国にある菩提寺の感応寺に蟄居。島津に打ち破られた記憶に苦しむ日々を過ごす。
どうやって復活していくのか。
髙橋ツトム「ノイン」
ヒトラーのDNAを受け継ぐ13人の子供たちの物語。
謎が続く。
原作山川直輝・漫画朝基まさし「マイホームヒーロー」
家族を守るため、恭一との駆け引きを続ける、主人公鳥栖哲雄。
緊張する場面が続く。
ハロルド作石「7人のシェイクスピア」
ストレンジ卿の要望でリーとの面会を設けるワース。
ワース・ヒューズは7人のシェイクスピアに含まれないのか?
三田紀房「アルキメデスの大戦」
戦艦大和の建造を画策する、主人公楷直。
天才的な設計士、桑野少佐との出会いで起死回生となるか?
どんな大和ができあがるのか?いや、できあがらないのか?
なんというか、もはやどうなるか、とんでもストーリーに突入。
巻末グラビアは、桃月なしこさん(22才)。現役の看護師。