マンガ先進国に生きる(仮)

日本のマンガってよくできてます。

兄晴景を想う景虎…「雪花の虎」 #華村あすか (ビッグコミックスピリッツNo.19)

表紙は華村あすかさん(19歳)。
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小林有吾アオアシ

天才プレイヤー、栗林晴久が交代出場。

主人公、葦人は何かをつかめるか。

高瀬志帆「二月の勝者」

 中学受験において父親と母親の意見が一致しないままでどうなるか。

武田夫妻は共働き。夫は家ではスマホのゲームに没頭、母は対立を避けている。春期講習の費用を出し渋る父親。

切り込むのが、ベテラン講師、桂。

基礎力を高めるために、春期講習をすすめるが…。

東村アキコ雪花の虎

関東管領上杉憲政が逃げ込んだ越後。

病弱な兄・長尾晴景を看病する虎・長尾景虎は、兄が自分を守ってくれていたことに気づく。

144ページの1コマ目の表情が絶妙。

柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」

生活困窮を描く良作。

現在は、子どもの貧困を取り上げている。
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「二月の勝者」で描かれる、中学受験に挑む家庭とのギャップが衝撃的。

背川昇「キャッチャー・イン・ザ・ライム」

いまさらながらこの漫画に気づいた。

登場人物のひとり、春月空木(はるつきうづぎ)はトランスジェンダーで、戸籍は男性。

外見は背の高い女子高生。

自分が必死にもがいて生きる姿が、

誰かの道標のひとつになってるとしたら…

無意味な人生なんて、

ないと思わない…?

単行本、読みたくなった。

中原裕「ワイルドピッチ」

八回表ツーアウトまでノーヒットノーランを続ける、投手城戸拓馬。

北山監督がタイムをとり、バッテリーに声をかける。

緊張の試合終盤。 

323ページのコマがいい。

 

参考

「“グラビア界異例の新人“華村あすか、水着撮影は「振り切るしかなかった」学校中退で芸能界入りを決めた覚悟 注目のシンデレラガールに迫る<インタビュー>」

最近、巻頭グラビアをもとにしたWebの記事が当たり前になっている。この記事はどれくらい雑誌の売上に寄与しているのだろうか。