中馬孝博「VS.アゲイン」は夢を忘れた中年バレーボールもの。新連載第一弾(モーニングNo.40)
表紙は土塚理弘「まんなかのりっくん」
表紙の新連載の告知を見て、少しワクワクする。
地球へ帰還するえりか。
宇宙空間から地球へ。どんな感覚なのだろうか。
清水インパルス戦、キックオフ。
リーグ戦残り5試合…絶対に負けられない清水戦が開幕!
ぎりぎりの練習か続く。
東元俊哉「テセウスの船」
「凶悪犯罪」を追う男たちが、動き始める。
タイムスリップ?した世界での警察との接触は、どんなストーリーにつながるか。
中馬孝博「VS.アゲイン」
見開きで泣けてきた。
この空間だよなあ。
まず表紙まわりのキャッチ。
夢を忘れられないオトナの物語
仕事、会社、夢、希望、結婚、家族、肉体、年齢……戦うべきか逃げるべきか、それが問題だ。
そして、もうひとつ。
戦う、もう一度。
主人公、挟土(はさど)はネリモ食品で働く33歳のサラリーマン。“さばきのエース”と呼ばれる、カリスマ営業。
しかし、かつて彼は、ネリモオーシャンズの控えセッターとしてVリーグ入を目指した男だった。
最終ページのキャッチは、
仕事に忙殺されて忘れていた、夢と希望と情熱。いや、忘れようと仕事に夢中になっていた。
主人公の心のなかの言葉もいい。
元バレーボーラーとして期待。