原作クロマツテツロウ漫画次恒一「ヤキュガミ」が硬派な野球漫画(ヤングマガジンNo.50)
ヤングマガジンといえば青年誌。
しかし、連載漫画中、スポーツネタが多い。今週号は22本のうち、野球2本、格闘技1本、水球1本(設定だけか…)。
しかも野球漫画の質が高い。
原作クロマツテツロウ漫画次恒一「ヤキュガミ」
登場人物に野球の神様、略してヤキュガミが登場するコミカルなストーリーかと思いきや、極めて硬派。
都大会を勝ち抜く厳しさは、高校野球漫画の名作「砂の栄冠」を思い出させる。
ヤキュガミの一言「走塁こそがセンスの極みだ」がいい。
だが、一味違う、女子高校生野球。
しげの秀一「セーラーエース」
登場するキャラクターたちは女子高生だが、ストーリーや描写は極めて硬派。
体調の悪いエース、桜木繭をチームがサポートする。逆転なるか?
そのほかの連載で熱いのは、
仙石秀久をここまで掘り下げるとは。ついに讃岐十万石の主となる。
ボウイチ「ORIGIN(オリジン)」
主人公の田中仁は人間社会に隠れ住むロボットという設定。ロボットの仕組みが精緻。
数学の天才 櫂直(かいただし)の活躍で第二次世界大戦の行く末は…。
そのほか、グラビアが充実しているのが青年誌らしい。